献立:『モモ』(ミヒャエル・エンデ)
開催日時:2020年3月8日(日) 16時~18時
場所: cafe&marketくまと文鳥
仙台市青葉区八幡2-2-8 仙台 グローバル ビル 1F
参加費:1000円 +1ドリンク注文をお願いします
お申し込み:sendai.bco@gmail.com
私が初めて『モモ』読んだのは、大学に入学し独り暮らしを始めたばかりの頃でした。
当時の私は、自分に与えられた膨大な「時間」に戸惑う日々を送っていました。それまでは毎朝決まった時間に起きて学校へ行き、同じ人に会い、家へ帰るという日々を送っていた私にとって、自分が学びたいことや卒業後に就きたい職業、将来どこで誰と過ごし、自分が何者になって行くのか考えることは、私に与えられた人生という時間と向き合うことでもありました。
大学を卒業し社会人となった後の私の時間は、「やりたいこと」よりも「やらなければならないこと」で埋められるようになりました。学生の頃は膨大に思えた自分の時間も限られ、いかに効率よく1日を過ごし、計画的な人生を送ることを考えるようになりました。そうやって「灰色の男」となって行くことが、大人になるということなのかも知れません。大人になった今、もう一度くしゃくしゃ頭の女の子の時間を巡る物語に耳を傾けたいと考え、読書会の課題図書として選びました。
『モモ』を読んだことがある方、物語を通して交流を持ちたい方もどなたもご参加をお待ちしております。